2012年07月10日
実学習

加圧スプリングに起因する送給不具合について

今回は、意外と気づかれにくい送給不具合の中でワイヤ加圧ローラー部分に有る加圧スプリングの重要性についてとなります。駆動ローラーにはワイヤが通る溝が加工されており、使用ワイヤ線径によってローラーを交換するのですが、その際に加圧スプリングも調整する必要が有ります。ですが意外と忘れられている事が多く、ワイヤ送給のスリップ(すべり)原因の一つともなってきます。

  <太径の場合> <ワイヤ加圧部写真> <細径の場合>

スプリングの押え付け強さを調整することが大切です。

対策方法としては、駆動しているローラーの送給速を確実に伝える為にワイヤの線径、構造(中空)によりスプリングの押え付け強さをこまめに調整することが大切となってきます。