2012年04月09日
実学習
“ロボット用ノズル”に起因する溶接不具合について
今回はトーチ先端部に付いている「ノズル」にスパッタが付着する事によって起こる溶接不具合について、いくつかの事例をあげていきます。①シールドガス噴出口付近への付着による流量減少⇒ブローホール等の発生②スパッタ蓄積によるワイヤチップとの接触⇒スティック異常の多発③溶接作業時に蓄積されたスパッタの剥がれ落ち⇒製品への塊の付着等が有ります。
<作業待機中のロボット> | <スパッタ付着状態> | <未使用ノズル> |
定期的にスパッタの除去をしてください。
対策方法としては、①市販されているノズルクリーナー等によりノズル内側に付着したスパッタを除去する。②エアブロートーチユニット(弊社オリジナル商品)を取り付けて圧縮エアーでスパッタを除去する。③スパッタ付着防止剤の塗布。④定期的な除去作業(金ブラシ等による手作業での除去)等が有ります。詳しくはお問合せを願います。