2011年11月14日
実学習

バッテリー切れによる影響

ロボットの導入はタクトタイムの短縮など生産体制に大きく貢献しますが、一方でトラブルが発生した際の影響もそれだけ大きくなります。
そんなロボットで一番多くのトラブルがバッテリー切れによるロボットの稼動停止です。
ロボットのバッテリー切れは以下のような影響を与えます。

・ライン停止時の生産損失。
・エンコーダの原点調整が必要になる。
・必要に応じて技術業者にティーチングの再設定の依頼が発生します。

上手なバッテリーの延命方法と事前準備

ロボットのバッテリー消費ですが、使用環境によって異なりますが一般的にエンコーダーが2年目安、メインバッテリーが5年目安となっています。
突発的な”バッテリー切れ” を未然に防ぐ方法としては、定期的な点検やメンテナンスが最大の対策になります。
そのための工夫として、前回の交換時期がわかるステッカーを貼るなどの方法が効果的です。
仮に、バッテリーが切れてしまったとしても、定期的にデータをバックアップを取っておく、原点調整の方法を学んでおくなどの事前準備をしておけば、急なトラブルが発生したとしても、早期の復旧が可能となります。