Question
初めてロボットシステム導入を検討しております。協働ロボットに向いている作業は何ですか。
Answer
協働ロボットはその名の通り、人との協働作業を行うことを主目的として稼働することが多いロボットです。
その為、産業用ロボットのように高速で部品の組立や加工・搬送等を行うのではなく、丁寧さや確実さが求められる作業を人と共に行うことに向いているといえます。
協働ロボットはリスクアセスメントを行い、残留リスクが許容範囲となった場合には、安全柵無しで活用できることが大きなメリットの1つですが、
反対に安全性を確保する為に高速動作できないことがデメリットの1つとして挙げられます。
ですので協働ロボットには高速生産ではなく、正確さが求められる物品の仕分け・整列搬送や、ネジ締め加工のような定められた基準で行わなければならない作業に向いているといえます。
弊社ではこれまで様々な協働ロボットシステム導入のお手伝いを行ってまいりました。
その中でも特にお客様からのご依頼が多く、費用対効果の高かった工程はパレタイジングです。
パレタイジングとはパレットに段ボールや製品箱を決められた通りに整列させる工程を指します。
この工程はある程度の重量物を搬送し続けなければならないことから、人件費がかかるだけでなく、作業者様の負担が大きいことがお悩みとして挙げられます。
過去に産業用ロボットを用いてのパレタイジング工程自動化を検討し、安全柵分のスペース確保できず導入を断念された場合でも、
安全柵無しで活用できる協働ロボットだからこそ導入可能となる場合もございます。
もし協働ロボットのご活用でお悩みであれば、一度お気軽に弊社へご相談ください。