2012年12月13日
実学習
ライナー(コンジットチューブ)の清掃・交換の重要性について
ライナーとは、ワイヤ送給装置からチップまで溶接ワイヤとシールドガスを通す長細いコイル状をしたチューブの名称で、長期間清掃や交換をしないで使用し続けるとゴミやワイヤのメッキ屑が入り込んだり、ライナー自体の磨耗や曲がり癖によりワイヤの送りが悪くなるだけではなくシールドガスの通りも悪くなり、更には送給ローラー辺りからガスが逆流しシールド効果の著しい欠落により溶接欠陥を引き起こす要因ともなります。
<ライナー(コンジットチューブ)> <インナー>
<ア部拡大写真> <イ部拡大写真> <ウ部拡大写真>
定期的に清掃・交換をしてください
ライナーを取り出し洗浄液等を使用してチューブ内の清掃、若しくは部品の交換を定期的に(毎年ごとが推奨)行うことにより上記の様なトラブルを回避することが出来ます。(タワーズでは送給装置からトーチボディまでをライナー、そこから先はインナーチューブの2部品構造となっています。)