2012年08月08日
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今日、メールで販売店の方から問い合わせがありました。内容の一部を使わせていただきます。

◯◯様
いつもお世話になります。
すみません8日は、休みを頂いていました。
◯◯製作所様の件は、ありがとうございます。 日程調整させて頂きます。

◯△様の件ですが、コンジットチューブ(ライナー)は、TDT00262になります。 浜松営業所には、在庫があります。
折れているであれば送給性の観点で交換をお勧めします。
AW-660タイプ(3A01386)の交換時の注意ですが、
① ライナーは切断後に先端から15cm~20cm位のビニールの被服を剥いてください。
ビニールを剥かないで挿入してしまうと、コンジットチューブの先端は、トーチボディ内でチップに接触しますから、熱で溶けたり膨張したりして
トーチボディ内でガスの流れが悪くなってしまいます。(現在のライナーが被服を剥いていないであれば、それが原因かもしれません)
現行のロボットは、インナーチューブがトーチボディ内に入りますから熱影響は考えなくて良いでしょう。
② 切断したライナーは、切断面の鋭利な部分をヤスリで整えてください。ライナーが挿入されるのはガスホースなります。
切断面が尖っていると、ガスホース内部を傷付けてしまう恐れがあり、ライナー交換がガス漏れの原因になってしまうかもしれません。
③ ガスには関係ありませんが、ライナーの長さは交換前のライナーに合わせて切断すると短くなってしまうかもしれません。
トーチケーブルは、何年か使用すると延びてしまうのでしょうか、ほとんどの場合、同じ長さで切るとトーチ側でライナーが届かなかったりします。
トーチケーブルのCC金具側のOリング部で何mm出したら良いかを、ライナーの箱の裏側に記載されています。(参考にして下さい。)
④ 今回は、同じ場所で溶接ブローが発生するとの情報もありますから、トーチケーブルも疑った方が良いかもしれません。
もし、トーチケーブルの被服が破れていたりしている様なら、内部のガスホースも同じ様に劣化しているかもしれません。
同じトーチ姿勢でガスブローが発生するのは、負担がかかる姿勢で空気を吸い込んだりしているからかも知れません。
トーチケーブルがテーピングで補修している場合も同じです。表面的に処置してあっても内部のガスホースの状態は防げません。
この場合は、トーチケーブルの交換をお勧めします。(3A01386の場合は、トーチケーブル交換時にトーチの芯出しが必要になります。)

以上の項目を参考にして、現地での確認をお願いします。

皆さんも何かのご参考にどうぞ・・・

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