特別教育
産業用ロボット特別教育とは、事業者が、産業用ロボットに係る特定の作業を行う方に対して、受講させるよう法令上義務付けている教育になります。
これは産業用ロボットに係る業務の内、以下の業務が「 労働安全衛生法第59条第3項 」で厚生労働省が定める危険又は有害業務に含まれる為となります。
つまり産業用ロボット教示等(操作)特別教育を受講しなければ行ってはいけない業務は
1. 産業用ロボットの可動範囲内において行う操作業務
2. 産業用ロボットの可動範囲内で教示作業を行っている作業者と共同して当該ロボットシステムの操作ボタンを操作する業務となり
産業用ロボット検査等(保全)特別教育を受講しなければ行ってはならない業務は
1. 産業用ロボットの駆動源が入りの状態で、産業用ロボットの可動範囲内で行う検査(保全)業務
2. 産業用ロボットの可動範囲内で保全作業を行っている作業者と共同して当該ロボットシステムの操作ボタンを操作する業務
となります。
産業用ロボット教育の内容とは
このように、産業用ロボットの教示等の業務と産業用ロボットの検査等の業務とそれぞれに、
安全衛生特別教育規程や労働省告示第49号で、内容に応じた科目や時間数などの実施内容が規定されています。
教示等の場合
・産業用ロボットに関する知識:産業用ロボットの種類、各部の機能及び取り扱いの方法 2時間
・産業用ロボットの教示等の作業に関する知識:教示等の作業の方法、教示等の作業の危険性、関連する機械等との連動の方法 4時間
・関係法令:法、令及び安衛則中の関係条項 1時間
・産業用ロボットの操作の方法 1時間
・産業用ロボットの教示等の作業の方法 2時間
検査等の場合
・産業用ロボットに関する知識:産業用ロボットの種類、制御方式、駆動方式、各部の構造及び機能並びに取扱いの方法、制御部品の種類及び特性 4時間
・産業用ロボットの検査等の作業に関する知識:検査等の作業の方法、検査等の作業の危険性、関連する機械等との連動の方法 4時間
・関係法令:法、令及び安衛則中の関係条項 1時間
・産業用ロボットの操作の方法 1時間
・産業用ロボットの検査等の作業の方法 3時間
これを満たす講習を受講する必要があります。
弊社が開催するセミナーは安全衛生法上のこれらの規程に則った内容で開催しておりますので、
安心してご受講いただけます。
【 愛知・静岡・埼玉・宮城開催 】産業用ロボット教示等・検査等特別教育セミナー
名古屋会場:愛知県長久手市作田2丁目909番地
※名古屋ICから車で5分とアクセス良好の為、岐阜県・三重県の企業様からも多くお申込み頂いております。
静岡会場:静岡県静岡市清水区高橋南町2-20
※清水ICから車で10分とアクセス良好です。
埼玉会場:埼玉県上尾市平塚842-2
※JR高崎線上尾駅よりバスで10分とアクセス良好です。
仙台会場:宮城県仙台市泉区泉中央2丁目23-17
※地下鉄南北線泉中央駅から徒歩10分とアクセス良好です。
受講料:32,000円(税込35,200円)テキスト代含
講習時間:1日目 9:00~17:00
2日目 9:00~12:00(午前の部)
13:30~16:30(午後の部)
定員:5~10名様
講習内容:[学科]産業用ロボットに関する知識/産業用ロボットの教示作業に関する知識/関係法令
[実技]産業用ロボットの操作の方法/産業用ロボットの教示等の作業の方法
(FANUC製ロボットを使用した教示の実技講義となります。)
※特別教育セミナーは2日間となります。受講者様には即日修了証を発行致します。
【 出張開催 】産業用ロボット教示等特別教育セミナー
上記の特別教育は各自治体の労働基準協会やロボットメーカー、一部のロボットシステムインテグレータが行っておりますが
企業によっては座学項目のみの開催であったり、地方では開催していなかったり、
開催日数が少なくすぐに満席になって申し込めないといったお悩みを抱えている方が多くお見えです。
そこで弊社では講師が直接お客様の元にお伺いし、
出張で講習を開催する「 出張 産業用ロボット教示等特別教育講習 」を個別対応しております。
・複数名で受講したいのに遠方地にしか受講会場がなく、多額の出張費用が掛かる...
・近くの受講地は座学項目のみだし、すぐに受講したいのにいつも満席で受講できない...
といったお悩みを抱えている方はお気軽にお問合せ下さい。
よくある質問
質問
産業用ロボット特別教育の申し込みを考えています。申し込みの流れはどうなりますか
回答
弊社の産業用ロボット特別教育に関しての、お申込みの流れは以下の通りとなります。
①お電話(0561-63-0261)もしくはメール(front@shoeitechno.co.jp)、またはHPのお問い合わせ・申込みフォームからお申込みください。
②申し込み頂いた後、弊社からお申込み確認メールが配信された段階で仮申込みが完了となります。
③セミナー開催日の1か月前に弊社から改めて関係書類(お申込み書、振込依頼書、ご案内書)をメールにてお送りいたしますので、お申込み書類の返信およびセミナー費用のお支払いをお願いします。
④手続き作業は以上となり、あとはセミナー当日お越し頂くのみです。 詳しくは下記URLに記載しておりますので、そちらをご確認頂くか、お気軽にお問合せください。
https://www.shoeitechno.co.jp/event/slug-dcef6654533cff2af525a54f18dd389f
質問
産業用ロボット特別教育セミナーの受講前に事前に準備しなくてはいけない事は有りますか
回答
弊社会場にて全ての講義をご受講頂く場合、事前にご準備頂くことは特にございません。
本講習は一度も産業用ロボットを操作したことがない・知らない方に向けた内容となっておりますので、
事前の予習や準備品などは必要ありません。
ただしWEBセミナーにて座学講義をご受講頂く方は、1.カメラ/マイク機能付きPC、2.ZOOMアカウント、
3.インターネット回線を事前にご用意頂く必要がございます。
またWEBでのご受講の場合、事前に通信確認の実施(カメラ/マイク機能のチェックや通信環境の確認)として
15分程お時間を頂きますのでご了承ください。
この産業用ロボット特別教育は毎月定期的に開催しております。
日程の確認・お問合せは下記URLからご確認ください。
https://www.shoeitechno.co.jp/event
質問
産業用ロボット特別教育の教示と検査の違いはなんですか。
回答
産業用ロボット特別教育における教示と検査の違いとはその作業内容にあります。
内容は労働安全衛生法に明記されており、教示とは「 産業用ロボットの可動範囲内においてマニプレータの動作の順序等を設定し、又は変更すること」を指します。
次に検査とは「必要な機器を操作することによる検査、修理若しくは調整又はこれらの結果の確認」を指します。
これを簡単にまとめますと、ロボットの動作プログラムを作るティーチング作業を”教示”、メンテナンスや修理等の作業を”検査”といいます。
ここで注意するべきことは、この作業内容によって受講する特別教育の内容が異なるということです。
ティーチング作業を行う方は”産業用ロボット特別教育教示等”を、メンテナンスや修理を行う方は”産業用ロボット特別教育検査等”を受講することが労働安全衛生法で定められておりますのでご注意ください。
弊社では、”産業用ロボット特別教育教示等”の特別教育を随時開催しております。ティーチング作業を行う方で未受講の方はお早めにお申し込みください。
http://www.shoeitechno.co.jp/event
質問
産業用ロボット特別教育の費用はいくらですか
回答
弊社で開催している産業用ロボット特別教育は1名様35,200円(税込み)で行っております。
この費用には、労働安全衛生法に則った産業用ロボット特別教育の座学・実技講習および、特別教育で使用するテキスト代や修了書発行代金など全て含まれております。
毎月定期的に開催しておりますが、各会場で定員数がございます。早めに埋まってしまうことが多い為、受講をご検討されている方はお早めにご相談ください。
ご請求につきましては、請求書の発行はなく振込依頼書でのお振込手配をお願いしておりますので、ご了承いただければ幸いです。
(本記事は、2020年9月現在での内容となります。費用に関しましては予告無く変更される場合がございます。最新情報は専用サイトに掲載されておりますのでご確認ください。)
http://www.shoeitechno.co.jp/event
質問
産業用ロボット特別教育の講習でロボットの操作も学べますか
回答
FANUC製ロボットの基本操作を学んで頂くことができます。
弊社開催の特別教育セミナーは、座学と実技両方実施させて頂きますので、実技の時間に実際の産業用ロボットを操作して頂くことができます。
実技にはFANUC製ロボット”LRmate200iD/200iB”を使用し、基本的な操作方法と簡単なティーチングプログラムの作成を受講者様全員に行って頂きますので、
FANUC製ロボットに関する基本的な操作を学んでいただける機会となっております。
もし基本操作だけでなく、応用操作を学びたいというお客様がおみえであれば、別途有償にて講習会を実施させて頂きます。
又、FANUC製以外でも操作講習を実施できるメーカーもございますので、お気軽にお問合せください。
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